236話のネタバレ

忘れないうちに、この気持ちを。

 

 

傑の姿を見て「ああそうか、そうか」ってなったけど

この人は本当に、最後まで呪術師であり

そして、一人にはさせないの中に、宿儺もいたのかもしれない

いや、宿儺という孤独をわかるから

それを倒して、自分すらも一人にさせない、になったのかもしれない

 

これは走馬灯なのか、妄想なのか、願いなのか

これはもう五条悟の魂の場所だから

こちらが何を言っても正解ではなくて

もう五条悟は手を振って笑っているので

何も言えないけど

ここを五条悟の安らぎの場所にするなら

やはり彼は高専時代が永遠にあって

ここが彼の始まり、というか

帰る場所であり、先に進むための場所なのかなって

だから高専の、みんな、いたね、て

 

別にみんな待ってたわけじゃないでしょ

でも、お疲れ様〜って座ってまってた

こちらから手を出すことも手を貸すこともできない

だから迎えくらいには行こうかなって

妄想じゃないこれは、待ってたよ、お疲れ様って

 

宿儺に対して「申し訳なさ」すら感じるって

本当にこの人は、最強の呪術師だったんだなと

呪術師、ってなんだろう、とこの人をみるといつも思う

五条悟は最強だから、なのか

呪術師だから、なのか

でもこれは、この魂の形は、呪術とか関係なく生まれ持ったもので

そこに強さと言う孤高があった

それと一緒に生きられる強さがこの人にはあった

 

「みんな大好きさ」

「生き物としての線引きがあったのかな」

 

ここで少なからず、私の感じていた五条悟の

人として、呪いとして、そこの間に立つものとして

人の形でありながら、呪いの形を知っていた

人の侘しさ儚さを知り、呪いの膨大な時間の虚しさを知っていた

 

別に分かって欲しいと言われなくても

思っていなくても

「分かってるさ、」と言いたかったのかな

それって五条悟自身も「わかってるさ」と自分自身に言いたかったのかもしれない

宿儺という「最強」の呪いの前に

「分かっているよお前の孤独を」と言えるのは五条悟で

それを証明させてくれたのは宿儺だった

分かって欲しいとは思わなくても

分かってあげられるのは自分だけだったよな

それを確認するには、何かしらの作用が欲しくて

宿儺に愛を伝えるのは五条悟で

五条悟に愛を伝えるのは五条悟で

五条悟に愛していたぜ、て伝えるのはみんなだった

よかった、よかったな、って思います

 

 

そしてやっぱり、五条悟の心残りは夏油傑なんだなぁて

「背中を叩いた中にお前がいたら」

もうどうしようもなく切なくて愛しいセリフだよ

 

きっと生きていたら言えなかったよな

お前がいたら、お前があの時、お前がお前が

これは呪いになる

傑を否定してしまう

選択を、お前の意思を否定して、力でねじ伏せてしまう

でも、もうここには肉体もなくて

呪いになる力もなくて

やっと言えたのかもしれない

「お前がいたら満足だった」

 

夏油傑もきっとそうなのかもしれない

悟がいたら、悟の背中を叩けたら

悟の側にいられたら、満足だったのかな

 

どこか欠けて

満足できなくて

満足できない部分が互いで

だから求めて

その部分で互いの存在を確かめていたように感じる

いつもどこかで「お前がいたらな」と

だから強くいられたのかもしれない

 

傑よかったね

悟よかったね、

もう君たちの間に、呪いになる言葉も、感情もない

 

呪術を自分の満足させるために、と言うけれど

それが誰かのためになり

誰かの愛になっていたと思う

これは結果論だけれど

でも「五条一人でいい」と言ったことに

七海は少なからず「いってしまった」て気持ちもあったろうなぁて

でも、んーー、なんだろ

この人ってそれすらも背負うのか、と

一般人からしたら思うわけで、

そして、七海が「同情はします」がしっくりきた

 

分かってあげられないけど

でもだから同情はしてしまう

同情というと上とか下とかあるように聞こえるけど

でもどちらかを下げるわけではなく

お前も大変だよな、て

分かってやれないけど

わかってやれないから無責任に同情するような

なんか、多分七海の伝えたかったもんと違うけど

分かる気がするんだよね

 

昔の自分に戻りたいなら南へ

 

五条悟はもう、未来に残しているから

あとは自分が育てた者たちへ託したし

戻りたいなら、というか

この人は高専のあの日々があの時が永遠なんだなって

だから強く生きられた

あの温かな、優しく、切なく、痛く、泣けるほどに愛しい時間だった

 

これが僕の妄想じゃないことを祈る

 

この人は、はじめて祈ったんじゃないかな

全部自分でやれた

でもこの場所や、傑や、灰原、七海、あのときのあの人たちが

五条悟を待ち、五条悟の側で笑えているこの温度も空気も何もかも

妄想じゃないことを心から祈って

その、六眼で見たんじゃないのかな

 

もう力を失ったその眼は今何を写しているのか

 

呪いが見えないその眼で

感じられない世界で

ようやく人との呪いの狭間にいた五条悟は

人として生きるのかもしれない

お疲れ様、本当にお疲れ様

 

あなたが五条悟でよかった

あなたが最後まで全てを空になるまで出せてよかった

 

本当にお疲れ様でした。

 

 

 

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